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2004年 11月 03日
TVでは南部の州の高等裁判所に置かれた、モーゼの十戒の碑が、政教分離の原則に外れて違法だから、撤去しようなんていうニュースをやっていた。
どこの国もそうかも知れないけれど、報道はどこかずれている。この国の政教分離はそういう意味じゃない。政治に宗教が介入することが間違っているというのは別の国だ。この国では宗教を持って政治に加わっても、いかなる不利益も被らない、というのが「政教分離」の真意だったはずだ。かつてピューリタンが英国国教会員でないという理由で、イギリス本国の政治の場で迫害を受けてアメリカの土地に住み着いた。この新しい土地ではどんな宗教を持っていても、政治にかかわって構わない。問題なのは、それが他の宗教を排除するかどうかだろう。これは、ユダヤ・キリスト教圏以外からの移民が増えてからの新しい問題だ。少なくとも僕らが子供の頃は、ほとんどの子供はキリスト教徒かユダヤ教徒だった。十戒を学校で暗唱することに、何の問題もなかった時代だ。 子供の頃暗記した十戒を心の中で繰ってみる。 旧約聖書の出エジプト記の20章だ。 他の神を信じてはいけない 偶像を崇拝していはいけない 神の名をみだりに唱えてはいけない 安息日を忘れず、これを聖別せよ 父母を敬え 殺すな 姦淫するな 盗むな 隣人について偽証をするな 隣人の持ち物を欲するな 意外と覚えている。2つを除いては自分が案外ときれいなままだと知ると、渇いた笑いが喉から漏れた。安息日を忘れるな--残念ながら日曜日はない。教会にも行けるはずがない。そして、殺すな。 セル(携帯電話)が鳴ったのは、一日の最後のこのニュースを見ている間だった。二人の人物の死を告げた。明日の朝一番のニュースか新聞の、片隅で報道されるかも知れないこの二人の死は、ほとんどのアメリカ人にとっては余り意味を持たないだろう。ほとんどのアメリカ人にとっては、だ。残念だったけれど、僕はそこに入らなかった。このまま本部に戻らなければならない。 ラングレー(Langley)に向かう道路は、森の中の高速道路と呼ばれるGeorge Washington Memorial Parkwayだ。気が急いていた。気がつくと、バックミラーにポリス・カーの水色のライトが点滅している。スピード違反の違反チケット受領がご所望だ。車を路肩に寄せ、免許証とIDを見せる。"CIA"の文字を見ると、警官は無言で自分の車に戻っていった。 Mt. Weatherを知っているアメリカ人は、少なくはないはずだ。ワシントンDCから南西のヴァージニア州に車で1時間半も飛ばせば到着する。シェナンドアの山脈の中にあるその山は一般的には気象観測所があることで知られている。名前通りの「気象観測山=Mt. Weather」という訳だ。70年代、冷戦期のただ中で、ここに核シェルターや当時最高速の処理能力を誇るコンピュータが置かれていると新聞にすっぱ抜かれたことがあった。単なる気象観測所ではなかったという話だ。更に、2001年のテロの後には、ここにShadow Administration(影の行政府)が置かれていることがメディアに報道され、すぐにもみ消された。議会を通さず、大統領令一つで、政府に非常事態が起きた時に、代替機能を果たす行政府とする報道だった。70年代の報道自体は、既に人々の記憶の中では風化しているはずだ。そして3年前の報道は、多くの人に届く前に立ち消えた。しかし、耳聡い人々は、影の行政府が副大統領を長に置く、副長官クラスで組織されたものという認識を持っているはずだ。 だが、その認識は間違っている。 影の行政府は、大統領以下は、全く一般に知られない形でメンバーが組織されている。省庁の部長クラス以上、大学教員、財界人、いずれにせよ、それぞれの分野では一流の仕事をしている蒼々たる顔ぶれであることに違いはない。非常時の行政府は、経験よりも実動部隊としての役割を重視し、一般に考えられるより若い年齢構成でもある。「表の」行政府よりも、優秀な人材で構成されていると言っても差し支えない。 副大統領自身も、影の行政府は自分を中心とする副長官で構成されると信じている。副大統領すら知らない組織なのだ。 もう一つの特徴だが、この組織は4年ごと、大統領選挙のある年の4月に組閣が行われる。非常時の行政の長として、いずれの政党員であることも許されない。しかし、現職の大統領が任命する以上、政党色がゼロになることは不可能だ。その組閣の年の11月に大統領選挙が行われ、翌年1月に新行政府が始動する。もしも現役政党がその座をライバルに譲ることがあれば、この影の行政府は、大統領の置き土産になる性格も持ち合わせているということだ。 亡くなった二人というのは、この「影の行政府」の、財務長官と運輸長官だった。微妙な組み合わせだ。カリフォルニアの青年大学教授が飲酒の後に心臓発作で倒れた話と、ウィスコンシンのビジネスマンが不審火に巻き込まれたという話だった。それぞれの死は、一般のアメリカ人にとっては、比較的小さな死だ。そして、独立した二つの死だ。しかし、影の行政府のリストがある以上、これは偶然の二つの死では決してない。 言いたくはないが、仲間がしくじったのだ。影の行政府の長官の身辺はCIA(Central Intelligence Agency)で守っている。表の行政府なら、FBI(Federabl Bureau of Investigation)と地元の警察が行えばいいことだ。長官であることを知られない長官たちの身辺は、CIAが護衛する以外にない。蛇足だが、彼らの政策提言も、全てCIA経由で提出され、本人たちの名前が出ることはない。 殺したのは、国内のグループなのか、海外なのか。いずれにしても、副大統領も知らないこの組織の名簿が外に漏れたのだ。 僕が護衛しているのは、「影の」環境省局長だ。彼女が狙われる順位は低いはずだ、と何度も自分に言い聞かせる。それでも不安が拭えない。 誰かが、いずれかの組織が、名簿を持っている。それはとりもなおさず、代理政権を抹殺した後で、本体の「表の」政権に打撃を与える意図を持っているということだ。慄然とした。たった20分のラングレーまでの道のりが、果てしなく遠いものに思えた。 (つづく) -------- *続きをいつ書くか、全くメドがありません。ごめんなさい。選挙結果が出る頃だったりして(いつなんだ!)<早くて明日。遅くて2ヶ月後〜。 **Mt.Weatherについては、2002年3月にすっぱ抜かれた副大統領が長をつとめるShadow Administrationの報道までが事実と思われます。
by raphie
| 2004-11-03 09:59
| LangleyVA/CIAmystery
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