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2006年 02月 26日
今回のオリンピック放送は、競技放映時間以外が本当におもしろい。
ずっとTVの前に座っていられないのが残念というほかない。 今午後6時がくるまで一時間もの番組が、イタリアが生んだ伝説のボブスレッダー、エウジェニオ・モンティ物語だった。1928年生まれのモンティが、1950年代60年代の大活躍で、ボブスレーの技術を上げ、道具を改良し、ボブスレーを人気競技に押し上げていくストーリー。戦後、警察の目から隠れて練習をした苦労話から、パートナーだった人々のインタビュー、ライバルだったドイツやイギリスのチームとの技術交換秘話など、面白いところが満載。アメリカが一つも出てこないボブスレーの歴史だけれど、これをみたら、アメリカでも競技を真剣に見たいと思うファンが増えたに違いない。モンティ自身が4回ものオリンピックで活躍した輝かしい競技歴の後、スキーで商売を始め、家族を持ち、幸せになるかと思われたところが、21歳での息子の死、離婚、そして自らのパーキンソン発病と自殺という結末もあまりに劇的だ。 オリンピック開催国イタリアへのトリビュートのような印象も深かった。 オリンピックが始まった頃の記事に、今回のオリンピックで、普段英語でTurinと発音するトリノをTorinoと現地表記、現地発音しているという記事を書いた。もしかしたら、NBCの制作側にそんな空気があるんじゃないかという気もする。その記事のコメントでも書いたけれど、NBCは1998年冬季オリンピック放送で、NAGANOの発音を一斉に変えた。それまでのGAにアクセントがあるナガーノゥから、ナガノへ。NBCだけは今でも、この発音を通している。開催国を正しく、幅広く紹介したいという態度は、モーニングショーと夜のニュースの人気キャスターと夜のお笑い番組のメンバーを総出でトリノに送り、文化、歴史、食べ物と現地情報を伝え続けていることからも明らかだ。 もちろん、アメリカの選手のことは最大限に応援している。 一方で、他国の選手紹介もツボを押さえているように思う。 フィギュアの選手紹介ビデオは、もっともっと見たかった。 注目のロシアのプルシェンコやスルツカヤもあったが、そのほかに紹介されたのはアメリカの選手ではなかった。私が全編を見ることができたもう一人はトルコの女子選手で、彼女のスケートのためにカナダへ移住したことから、結局家族が離散してしまう物語だった。たくさん見られなかったが、この3人の取り上げ方に共通していたのは、どれだけ家族が選手である我が子のために尽くしてきたかということ。そしていずれの選手もが、自分の成功こそがその家族らが費やし続けてきた犠牲と贈り物に値するのだと考えていること。これも、紹介番組を見ると、応援せずにいられなくなる。トルコの選手は、カナダでの生活になじむことができずトルコに帰国したお父さんの所在を、彼女が知らないという話だった。仕事に忙しいお母さんもカナダから出ることなく、彼女を応援している。競技の地でひとりぼっちで舞台に立つ彼女を、番組は応援しているのだと感じた。TVを横目で見ていて、中国のペアを紹介していたのも気づいたけれど、その時は見る余裕がなかった。ああ、見ておけばよかった…。 TVを少しだけ見ていても、これだけの面白い紹介がある。 どれだけ見逃してしまったんだろう。 今更だけれど、悔やまれてならない。 ちょっとだけ垣間見たオリンピック放送で、なんだかとても得した気持ちになれた。もちろん商業主義で番組を作っているに違いないし、これだけやっても相変わらず視聴率では苦戦しているようだし、かなりいっちゃってるアメリカ選手のしようがないインタビューなんかもあるんだけど、何となく制作方針に芯が通っている気がして気持ちいい。 もう明日は閉会式かぁ。 そうそう。アメリカからはdelegateで、ルディ・ジュリアーニ前ニューヨーク市長が閉会式に参加するとか。名前からわかる通り、彼は祖父母がイタリアからアメリカへ移民した、イタリア系の3世だ。しかも共和党(もっともNYのイタリア系は伝統的に大概共和党なんですが^^)。なるほどー。そういう人材を使うかぁ。もちろん、こんな風にいろいろな国からの移民によって国が構成されているという特殊な環境によるところもあるけれど、この国のアイデアとネタは尽きないものだなぁと、ただひたすら感心するばかりだったりする。 少ししか見られなかったけれど、面白かったなぁ。アメリカで見るオリンピック。 競技だけ見ていたらわからない物語がたくさんあるのでしょうね。 わたしもアメリカ代表で出られたフィギュアペアの井上怜奈さんのあまりにも過酷な人生を知り、逆境をはねのけて努力を積み上げてきたスポーツ選手は本当に美しいと思いました。 らふぃさんの記事を読んで思ったこと。日本ってつくづく島国根性というか閉鎖的というか身内贔屓というか。もちろん自国の選手を応援することが悪いって訳じゃないけど、どのチャンネルを回しても半可通なタレントが付け焼刃でもの申すだけで競技の上辺だけ=結果のみに過剰に期待してダメなら、はい、次!みたいで奥行きを感じなかったです。確かに日本との時差もあって眠いのはわかるけど、ダウンタウンの片割れが進行してた番組が最も酷かったです。放送が日本のスタジオに切り替わったことに気付かずにかったるく不機嫌な顔してて、あわてて営業スマイルに切り替えたけど、その温度差にあきれちゃいました。あ゛~こいつの本性見たぞ!って。このポストを見て、局地的ではありますが今回のオリンピックについてはメディアの取り上げ方がとても幅広く奥行きがあって、そんな放映を見ることができたらふぃさんが羨ましいな^^;大きい御神輿に群がる心理ってボクにもあるけど・・・なんだかなぁ~ こういう↑番組が多いのもあって、いままであまり見なかったんですが、今回、新聞やネットで色々掘り下げて書いているのを見て、少し変わってきたのかなと思いました。 オリンピックに出てくる選手って、結構苦労人が多い気がするんですが。 やっぱりそれなりの努力や周りの協力が不可欠って事なんでしょうね。 もうすぐ閉会式ですが、いつも結果を人から聞く程度なのですが(ヒドイ!)今年はもっと見ておいても良かったかな~なんて思ってます。 あ、俺もこのトルコの選手のドキュメンタリー見ました。スポーツのパフォーマンスにバックグラウンドは関係ない、と思いながらも、こういう話を見ると自然と応援したくなってしまうのが人間の性ですよね。 俺は日米どっちでもテレビはスポーツ番組くらいしか見ないので、より比較しやすいのですが、スポーツ番組の質はアメリカの方が圧倒的に日本より高いと思います。プレーの解説も的確だし。 全く話は変わりますけど、アメリカではショートトラックなどという競技は全く人気がないと思っていましたが、昨日飲みに言った店では、「アポロ・オーノが金メダル取ったんだよ!」なんて大騒ぎしている集団もいました。やっぱり強豪選手が出てくると、その競技に対する注目はたかまるものですね。 結局オリンピックはほとんど見てません。 ニュースですら、見てないんですから.... 会社で(深)夜食たべながら、カーリングをすこしだけ... あぁ、スポーツは直で見たいなぁ。 スポーツに限らないけど、ナマがいいなぁ。 ☆ちえりん姫さん 井上怜奈さんのお話はお父様やご本人の病気も勿論なのですが、競技のために国籍の変更まで決断されたところに私は個人的に思うところが大きいです。日本は二重国籍を認めないので、こちらで結婚されている方たちにとっても、なかなか国籍変更に踏み切ることが難しい現状なんですね。どれだけのものを賭していらっしゃたのかと思うとやはり応援に力が入ります。 ☆104hitoさん アメリカも、アメリカの選手(特にスター選手)に対する扱いは別格のものがありますし、日本が日本の選手を応援するのと状況は似ていると思います。一方で、各国の選手の情報を競技中や前後の番組で紹介するのもとても上手なんです。たとえば安藤選手がどれだけ日本で人気があって注目されてきたかということも紹介されました。演技中に、アナウンサーは「二流のスパイラル」だと一瞬言い放ったんですが、直後にジュニアで成功した女子選手が大人の体つきになっていく時期の葛藤についてコメントしたのを聞いて、冷静というかフェアだなぁと感じました。実は自分もそれで中学生の時に器械体操をやめているので、女性として恥ずかしいというよりは選手としては慰められる理解あるコメントだったのではないかと感じます。そして解説の女性からは、何より才能とこれからの時間がたっぷりある選手だと。フェアで温かい紹介だったと感じました。日本の3番手の選手へのこの紹介を聞いて、日本でアメリカのキミー・マイスナーとエミリー・ヒューズはどれ位紹介してもらえたのかとふと気になりました。いずれにしても、ともかくNBCは持っている情報量と、報道する力の両方がすごいです。 ☆ゆきさん 放映権を持っている局と持っていない局の対応の違いというのは、きっとどの国も同じですよね。ただ、放映権を持っている局には、それなりの努力が必要だと思うし、その意味で、こちらのNBCはかなりの準備をしているということ、そしてそれが良い方向に報道に現れていることを感じます。隙間時間の短いルポやドキュメンタリーまで、かなりきめ細かいです。実は今回日本で話題になっているカーリング、NBCは長野の時にカナダチームを紹介するとても面白い番組を作っていて、私はその時にカーリングにはまりました。メディアが大衆の興味を牽引しているというのは、どうしても現実なのだと思うし、それならばメディア側がそれを自覚して良い自意識でリードをとる、という立場に立ってくれれば、それなりに望ましい状況が生まれると思います。足りない部分ももちろん沢山あるし、批判もそれなりにあるのだと思いますが、NBCの五輪報道には、何となくその努力の断片が見えるような気がするこの頃です。それからネットのように双方向性が出てくると、情報を受け取る側の質も反映されてくるし。そして外国の報道が日本でも見られるようになるし。日本の報道も変化が始まる時かもしれませんね。 ☆まみこさん これだけの成績を出すアスリートには一人一人、やはり人生のドラマがあるのだろうなと感じます。究極、参加選手のどの一人を取り上げても、上質のドキュメンタリーが作れるのではないかと思うほどです。閉会式ご覧になりました?私は不勉強でバンクーバーの市長さんのことを今まで全然知りませんでした。あの方に次のオリンピックまで市長さんを続けて欲しいなぁ。オリンピックの後って、すぐ同じ開催地でパラリンピックが始まるでしょう?私はパラリンピックももっと注目して欲しいとずっと思っていたので、あの市長さんにやって欲しいなぁ…。なんて閉会式中ずっと思ってました^^。 ☆K-Dawgさん アメリカのスポーツ報道を見ていて思うのは、アメリカってエンターテイメントに関しては、つくづく先を行っている国だなぁということです。見る側の目も肥えていて、アスリートやアーティスト、楽しむ側、そして間で報道する立場の全てが連動して、成長してきたのだろうと感じます。オリンピックも、ナショナリズム発揚の場というよりは、寧ろ世界の最高レベルの競技を楽しむエンターテイメントとしてTVでは報道されていたように感じます。そういう意味で、(特に日本と比べると)とてもmatureなのではと感じるのですがいかがでしょう?もっとも、国民レベルだとアメリカしか眼中にない「世界の中の田舎者さん」が多い国という感が否めないところもあるのですが(笑)。オーノ選手は前回五輪の韓国選手との走行妨害トラブルの話題が古くならないのでしょうね。お父様が日系ということもあって、話題としては根が深い部分もあるのを何となくみんな覚えているのではないかという気もします。それだけに純粋にアメリカ人として応援したい心理みたいなものもあるのかも。アメリカはやはりメダルを沢山とっているので、興味をもたれる競技の対象も幅広いですね。ちょっと羨ましいなぁ。 ☆pacerさん
スポーツは生に限る、って大賛成です!音楽もそうですよね。 ことに報道が間に入ると、その方法が自分に合うか合わないかで、競技への興味と別の部分で、近づいたり遠ざかったりしてしまう気がします。それにしても、そんな遅くまで会社にいらっしゃって大変ですね。週末、少しはお体休められましたか?また元気で一週間が始まっていますように…!
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