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2006年 02月 21日
各地でカーニバルが始まっています。
アメリカではルイジアナ州ニューオーリンズのものが有名。昨夏のハリケーン・カトリーナの被災のため、例年に比べ集客できないと嘆いています。久しぶりにニュースで見るニューオーリンズには、未だハリケーンの傷跡が生々しく、お祭りどころではない雰囲気がありますが、それでも、観光の目玉であるこの季節に訪れる客が、町の復興の助けになることもまた確かです。 さて、そもそもカーニバルとは何なのか。 謝肉祭と訳されるカーニバルは、カトリック教徒の多い地域で祝われています。日本語では謝肉祭と訳しますが、英語で説明する時は多くが"Farewell to Meat"、つまり「肉へのお別れ」という意味です。なぜでしょう。 マルディグラというカーニバルの別称をご存じでしょうか。 フランス語のMardi Grasは、英語ではFat Tuesday。即ち、脂ぎった火曜日、という意味です。 この言葉が生まれる元となったのは、その翌日であるMercredi Gris。メルクルディグリと読みますが、日本語では「灰の水曜日」。英語ではAsh Wednesdayです。フランス語の方も正式にはMercredi des cendresで灰の水曜日なのですが、Mardi Grasと音を合わせて、このMercredi Grisのように呼ぶ人々も(grisだと本当の意味は「灰色の」水曜日となるので、アメリカ風なのかも)。 Ash Wednesdayの方は、カトリックの宗教上のカレンダーにある大事な日。この日からイースターまでの40日間(但し日曜日は数えない)、カトリックの人々は肉食の断食に入ります。復活祭はキリストの復活を祝う春らしい行事ですが、キリストは復活する前に、同族のユダヤの人々に精神的指導者より寧ろ、ローマ帝国への革命家に仕立てられ、挙げ句、裏切られ、同族の手によって裁かれ処刑されたとされています。 キリスト教の人々は、この世の自分たちの苦しみや悲しみが、このようにこの世で最も惨めな死に方をしたキリストによって、肩代わりされたと考えています。また、キリストが自分を処刑した人々を許した時に、自分たちが人間として生まれながらに背負ってきた罪が許されたとも。カトリックの人々は、その復活祭の前に、このようなキリストの死の意味に思いを巡らせ、断食するという習慣があります。キリスト自身も40日間山ごもりして断食したというストーリーが、聖書にあります。 そういう断食が始まるのが、マルディグラの火曜日の翌日のAsh Wednesday。今年は3月1日です。 東方正教会(ギリシャ正教とかロシア正教)にも同じ習慣がありますが、ユリウス暦を使うことや、イースター迄の40日の数え方に違いがあり、断食が始まるのは、3月6日の月曜日。今年のイースターは、ユリウス暦を使う東方教会では4月23日(日)、グレゴリオ暦を使う西方教会では、4月16日(日)です。(2月22日訂正させて頂きました。)イースターは、春分の日の後の最初の満月の次の日曜日とされているので、3月下旬から、4月下旬まで、年によって幅がある移動祝日です。4月16日という今年は、遅めですね。 断食の内容ですが、西方のカトリックでは、もっぱら肉を食べない。 復活祭までの40日間を四旬節(Lent or Lenten Season)と呼びますが、初日のAsh Wednesdayと、キリストが十字架にかけられたとされる、イースターの二日前(聖書の表現では三日前)の金曜日(Good Friday)には、きちんとした食事は一日一回。肉は食べない。と少し厳しめです。 これに対して、東方正教会は、更に厳しい内容です。 肉・魚・卵・乳製品など、およそ考えつく動物性蛋白源の全てが40日間の断食対象です。ロシア出身の学部生の男の子に「ねぇ、それじゃまだ成長期なのにもたないんじゃないの?蛋白質、何でとってるの?」と聞いたら、「トーフとスニッカーズ」ですって…。スニッカーズのピーナッツが彼のLent中の蛋白源なのだそうで…。うーん…。断食だけどスニッカーズなのかぁ…。苦労しているようです^^。 カトリックの友人たちの間でも、この時期になると「今年のLentは肉の他に何をgive upする?」という会話が頻繁に交わされるようになります。一番好きなものを40日間、我慢するようです。親友のAndrewは「チョコレートかコーヒーかなぁ」…。辛いのぅ…。 話を元に戻してカーニバル。 マルディグラは最初に書いた通り「火曜日」なんですが、今ではカーニバルとほぼ同義語に。Ash Wednesdayまでの2週間ほどを祝うところが多いですが、一番盛り上がるのはやはり一週間前の今週。特に週末には最大の盛り上がりでしょう。 秋には11月1日と2日のAll Saints Day(万聖節)とAll Souls' Day(死者の日)という宗教行事の前に、死者の魂が帰ってくるという発想を得て、ケルト系の土着の宗教と結びついた非キリスト教的なハロウィンがありました。こちらは豊穣を祝い、冬を前にする季節のお祝い。それと同じようにAsh Wednesdayに始まるLentという宗教行事を前に、極めて世俗的な発想で、肉食に別れを告げる謝肉祭。宗教行事の方は、深く思考を巡らす落ち着いた暮らしが求められますが、その前にこのように楽しもうとする発想は、とても人間的で愛おしいものだなぁと感じます。 イースターが本格的に春の到来を祝う性格があることを考えると、それを待つための断食の季節に近づいたことを知らせるカーニバルは、冬から春への季節の橋渡しが始まったということ。そうは言っても、この周辺ではこの週末の最低気温は-10度を下回りました。三寒四温しているんですが、余りに気温が下がるので、本当に春が近づいているのかしら、と遠い目をしがちになります。でも、春近し。カーニバルのニュース、皆さんのところにも聞こえてきましたか? そうそう。 カトリック国の断食について、もう一つ蘊蓄をご紹介。 1960年以前はカトリック教徒は、普段の金曜日もキリストが処刑されたことを思い起こす日として、肉断ちをしていたのです。その名残が、アメリカでは今でも見られます。 フレンチレストランやイタリアンレストラン。 金曜日のToday's Special Menuは、たいていシーフードです。 背景はこんな理由からでした。
by raphie
| 2006-02-21 02:55
| RosslynVA/Journal
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