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2009年 06月 06日
タイトルの通り、主人公は犬呼ばわりされている訳ですが、映画を見ていると、登場人物ほぼ全員が「犬」と形容されていたところが興味深かったです。 無傷な人生など一つもないということでしょうか。 最後の問題の回答に、「運命」が最も明確に乗っていたのですね。 子供時代からのストーリーの中で、アレクサンドル・デュマ・ペールの「三銃士」が重要なモチーフになっています。3人目の銃士が彼ら3人の中の誰であったのかを考えれば、ジャマールはその問題を当てない訳にはいかない。それこそが彼の運命だったのでしょう。 そういえば、デュマの銃士隊の3人を思い出せば、アラミスの中性性、アトスの女性運(?)、最終話のポルトスと、この3人をよく表しているような気もします。(曖昧ではありますが) 「運命だった」と訳されていた箇所は英語では、It is writtenと表現されています。インドの人生観や運命観にも興味がわきました。(実はこれはとても聖書っぽい表現だと思います。インドの人たちを描くのにこの言葉がどのように生きてくるのでしょう。) インド映画らしい(ハリウッド資本ですが)エンドロールも大好きですぉ。 - - - - - ちぅかさ。 レイトショー代をクレジット決済しなくちゃいけないようなお財布を持ち歩いているのって、大人じゃないっしょ。 - - - - - 2003年頃だったと思うのですが、映画館での予告で"The Namesake"という映画が封切り間近ということを知りました。アメリカにいたのに、ろくすっぽ映画など見なかったのですが、その予告から確かインドからの移民か2世の青年たちが、インドで自分たちのルーツ探しをするというような内容だったのではないかということを思い出します。 「ああ、アメリカはいよいよインドに向き始めたなぁ」 そんなことを思った瞬間でした。 私がアメリカに行った1996年には既に、IT業界はインド系の技術者たちによって支えられているというのはアメリカの常識になっていましたし、そこからの経済成長で2000年になる頃には既に、アメリカは日本の方は向いていませんでした。中国とインドがそれに代わっていました。 文化というのは世相を反映しますから、おそらく自分がその時感じた、「アメリカはインドを向いている」というのは間違っていなかったのでしょう。この「スラムドッグ・ミリオネア」が出て来たことで、再びそれを確信しています。 私は麻生総理の言うことを余り真に受けて聞かないのですが、彼が自民党総裁選に名乗りをあげた時、日本が今(当時)最も注目すべき外国はインドだ、と言った言葉には強い関心がありました。 主人公ジャマールは、携帯電話会社のオペレータ見習いのお茶汲み、という設定ですが、アメリカからフリーダイヤルでコンピュータや電話などのカスタマー・サポートに電話をかけると、聞いたことのない呼び出し音が鳴って、そして少し訛りのある英語で技術者が対応するというのは、当たり前のことでした。 ムンバイの経済成長、宗教対立、スラムで育つ子供たち。 旅行者が行方不明になっても何の不思議もない人口過剰の混沌とした世界。おそらく2000年代の日本に生きる私たちには想像もつかない世界。破壊と創造の両方をとりまく、途轍もないエネルギー。遠藤周作の「深い河」を読んだ時に覚えた混沌とした感覚と、それを凌駕する凄まじい熱。 この国を理解するには、そういった要素の絡まった糸を少しずつほどきながら近づいていくしかないのでしょう。 イギリスの植民地だったお国柄で、人々が話す英語が(訛りは無論あるのですが)きれいなのが印象的です。そう考えると、英語を喋れる国の人々が幸せな歴史を経験してきたのかどうかというところに疑問を感じざるを得ません。しかし、その英語の力をもって、今の時代は欧米のIT業界に搾取されかねないギリギリのところで、自国の経済力を強化させつつ先進諸国と渡り合おうとしている逞しいパワー。 別にストーリーには少しもそんなことは描かれていないのですが、そういう今の国際社会を切り取った断面の一部に、この映画の世界があるような気がします。 エンドロールが好きです。^^ 青年のジャマール役の俳優さんは、一見冴えないタイプなんですが、彼のダンスがかなりクール!なんというか痛快でしたねー。本編と関係ないところで、しまんきぅ、しまんきぅ。(笑) 先進国にとって未知なる世界のダイナミズムを描いた作品ということではとても興味深く、また、十二分に楽しめるエンタテイメント性の高い作品で、アカデミー賞受賞部門数最多というのも納得しない訳ではないのですが、個人的には「グラン・トリノ」の深さと比べてどっちなんだ?という感は否めません。「グラン・トリノ」の世界観に傾いてしまうところが、西側で北側の社会に育ち、先進国の価値観に支配されて、自由に鑑賞できていないということなのかもしれませんが…。うーん。 逆に、これを見たインドの人たちは、「外国人はインドのこういうところに興味があるのか。ふーん」と思っているのかもしれないなぁ、とも。外国人が作った日本の映画を観る日本人の感覚? - - - - - 今、Wikipediaの英語版で見てきたんですが、後半のライフラインでジャマールが電話でラティカと話すことになった時、彼女は答えではなく自分が安全な場所にいることを告げたのは映画の通りでした。更に、英語に(その結果、日本語にも)訳されず、字幕がつけられなかったヒンディー語で、電話を切る間際に"I'm yours"にあたる言葉を話しているらしいです。それってー!!! ヒンディーで楽しめる人だけの特別バージョンじゃんねー! でもそういう楽しみって、あってもいいのかもしれませんが。 ヒンディーわかる観客が羨ましいぞー! - - - - - その後、一晩経って思う訳ですが。 これって、気弱な王子様が悪い奴らに幽閉されてしまった「おさなごころの姫」を救い出すために、何があっても諦めずに戦うという、古今東西で最も典型的なメルヘンを踏襲している訳ですね。しかも、謎解きをしながら、姫に一歩ずつ近づいていくという。 メルヘンだと思って見れば、多少のご都合主義的展開もそれなりに腹に落ちる訳で。 舞台がインドでスラムでカーストで宗教対立でミリオネアで、このメルヘン的な映画の性質をうっかり見逃してしまいそうなのですが。その目新しい道具を使って、古典的なストーリーをぐいぐいと見せてしまう監督の才能というのは、やはり「あり」なのだろうなぁ。 それにしてもエンドロールはダンスだけではなく、登場人物と役者さんの名前がよくわかる親切な作りで良かったですぉ。アメリカ映画も真似して欲しいわん。 - - - - - 公式サイト なんだか内容については結局訳のわからない私のレビューよりも、moriさんやゆきさんのレビューで予習していらしてください。あれこれ書きましたが、お勧めですぉ! シネマ親父の“日々是妄言”:「スラムドッグ$ミリオネア」パワフルムービーですよ! nest nest:スラムドッグ$ミリオネア moriさんの仰る「リアルなパワフルさ」とゆきさん仰る「現実」は、この映画を味わうための大切なエッセンスだと思います。
by raphie
| 2009-06-06 23:50
| MobileAU/Wanderer
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